おじいちゃんやおばあちゃんでたまに、ものすごく記憶力がいい人がいます。
全くボケていない。
見た目はちゃんとおばあちゃんですが、気持ちが若いと言うか、
いつもシャキッとしています。
そんな人を見たことはないでしょうか?
そんな人には、必ず共通しているある一つの能力があります。
その能力を生活の中にある簡単な習慣によって培うことができるとしたら、
やって見たいと思いませんか?
今回はその能力トレーニングを紹介します!
では、スタートです!
記憶力の高い高齢者に共通しているあるものとは?
それは、好奇心です!
好奇心とは?
物事を探求しようとする根源的な心。
自発的な調査・学習や物事の本質を研究するといった知的活動の根源となる感情を言う。
資料:Wikipediaより
好奇心って、新しいことを知ることができる時などに「ワクワク」することと言ってもいいでしょう。
この「ワクワク」が実は脳に良い刺激を与えているのです。
専門的な言葉を使いますと、
脳の海馬という場所からθ(シータ)波というものが出ます。
α(アルファ)波とかβ(ベータ)波なら何と無く聞いたことがありますよね。
よくリラックスするための音楽が入っているCDなどに書かれているやつです。
そのうちの一種がθ(シータ)波です。
資料によりますと、
学者たちの間では、主に記憶力に関連すると考えられ、盛んに研究が進められている。
また、θ波には、「覚醒θ波」と呼ばれる、瞑想やヨガなどのかなり集中したときに発生する波長が存在し、この波長は、人間のインスピレーションやヒラメキを促進する効果があるといわれている。
資料:ニコニコ大百科
とあります。
そして、その海馬の隣にある扁桃体と呼ばれる場所が動き出し、
感情を動かして海馬をさらに活性化させるのです。
画像:扁桃体は海馬の隣にある
この働きが記憶の入り口としてすごく重要なのです。
しかも、この海馬の働きは若者よりも高齢になればなるほど活発になるという研究結果が出ているのです!
参考記事:40代からの記憶力を上げる方法!脳科学エピソード記憶で歳を重ねるほど記憶力アップ!
ですので、何か新しいことに対して好奇心を持つと、
「ワクワク」してきます。
そのような驚きと興味が生まれている状態になると、
扁桃体がプルプル動いて、海馬が活発に働き、記憶力が上がる!というわけです。
これが記憶力が向上する仕組みというわけですが、
元気で記憶力の良い高齢者というのは、
皆共通して「好奇心」が非常に強いといえます。
有名人ではデヴィ夫人などは70代後半ですが、
非常に聡明で、芸能ニュースなどにも精通しています。
きっと好奇心が旺盛なのでしょう。
イルカに乗ったり
自転車に乗ったり
空中ブランコ
スカイダイビング
好奇心に突き動かされていなければできないお仕事ですね。
とっても素敵な生き方だと思います。
誰にでもできる日常的なトレーニング方法とは?
例えば、あなたは外食をするときに、どうしていますか?
- いつもいく定食屋に行って、いつもの日替わり定食を食べる。
- 新しいお店を見つけては行ってみる。
1を選ぶあなたはちょっと記憶力低下の可能性があります。
2を選んだあなたは、好奇心旺盛な方と言えるでしょう。
そして、記憶力もしっかりしているはずです。
このように、新しいことにチャレンジして行く
ということが日常的なトレーニングになるのです。
新しいお店、新しいメニュー、新しい味が
好奇心を呼び起こし、脳の海馬を刺激して、
ワクワク感を出すことによって
脳がθ(シータ)波を出すのです。
散歩をするとしても。いつものコースではなく、
ちょっと違う道を歩いてみると新しい発見があったりしますよね。
これも好奇心を刺激します。
買い物をしても、いつもと違うものを買ってみるとか。
どこかに旅行に行くことも非常に良い好奇心の刺激となるでしょう。
この様に、ちょっとしたことかもしれませんが、
日常的に新しい何かに挑戦することが
好奇心、海馬を刺激し、扁桃体が動き、記憶力の向上に役立つのです。
これを毎日ちょっとしたことでもやってみることによって、
物事を記憶しやすい脳を鍛えることになっているのです。
ですから、逆にマンネリが一番良くありません。
いつもの食事、いつもの散歩、
いつものテレビ番組なども結局は当たり前の日常になってしまいます。
こうなると好奇心、チャレンジ精神、探究心が働かなくなってしまい、
マンネリな日常となってしまいます。
すると、物忘れが多くなってきたり、記憶力は自然と低下してしまうのです。
まとめ
というわけで、記憶力を上げる簡単な方法は「好奇心を持つこと」
でした。
新しいことに挑戦するのはだんだんと面倒になってくるかもしれませんが、
脳をさらにはっきりさせるために非常に高い効果があるのですね。
海馬を働かせることを意識して新しいことに挑戦し、ますます元気な生活を楽しんでいきましょう。
今回も最後までお付き合いいただきありがとうございました。