今日は眠れる気がしないなぁ・・・
今日起きたことを思い出すともうイライラして眠れない。
なんとかしてこの気持ちを沈めないと明日にひびく!
あー!困った!
そんなあなたに、ストレスでイライラするときの対処法について考えてみました。
目次
ストレスとイライラの関係性
まず、ストレスとイライラの関係について考えて見ましょう。
ストレスとはどういう状態なのでしょうか?
こんな風に、ストレスを感じる時には大抵、
”自分が思った通りに物事が運ばない状態に直面した時に感じるもの”
と言えるようです。
このストレスを感じた時に自分の力ではどうにもできないと考えると”イライラ”してくるわけです。
どういう人がなりやすいの?
このイライラ状態になりやすい人というのが存在します。
総じてきちんとした人と言えるのかもしれません。
作業の感性がはっきりイメージできているので、それに向かって頑張るのですが、
一つ一つのことをきちっとしたいのに周りの人は適当だったりする。とか、
自分も理想通りにできないことがよくあって、ムキーーーーーってなる。
こうなるともう、日常的にストレスを感じてイライラしている可能性があります。
価値観の違いがストレスを生み、イライラする
こう考えると、人の意識の中にある理想が人それぞれ違っているのに、
思い通りになるように過度に期待してしまうとストレスを感じるのですね。
そして自分ではその違いを改善できないように感じるとか、改善方法が見えないとイライラしてしまうわけです。
ですから、見方を変えますとこうです。
自分の価値観や方法論が一番良いと信じて疑わないので、他の人の言葉や行動が受け入れられないと思ってしまっている可能性があるわけです。
ですから、一つの対処方法は、他の人とのコミニュケーションを積極的にとってみることです。
この時に自分の考えを押し付けるのではなく、人の考えを引き出し、最後まで聞いてみると良いでしょう。
交流会などに参加してみるのもいいですね。
「ああ、こんな考え方があるんだ」
「なるほど、こういう気持ちでこの人は動いているんだ」
などと、新しい発見ができるかもしれません。
こうすることで、狭かったかもしれない自分の視野を広く持つことができるでしょう。
体の反応から考える対処法
「いやいや、説教はいいんだよ!今寝れねーんだよ!」
というあなた。わかります。今困っているんですよね。
では、今あなたの体の中で起こっている状態から対処法を考えましょう。
イライラしている状態というのは、一言で言うと、
体に異常事態が発令されて、体が反応している状態です。
ストレスホルモンと呼ばれるノルアドレナリンやアドレナリンがたくさん分泌され、心拍数が増加します。
体にダメージが起こらないように、血流が増えます。血管が増大した血流に耐えれるように収縮します。
筋肉も緊張して鎧状態になります。狭くなった血管を血液が通るために心臓は頑張ってポンプし、ドキドキします。
血圧も上昇し、脳にも活発に血が流れ、眠れない状態になるのです。
何かが落ちてくるとか、人が喧嘩を売って殴りかからなくとも、考えていることにも体が反応するのですね。
この状態がストレスを感じ、イライラするたびに起こるのですから、体への負担は大きいです。
実はイライラしやすい人の血管はボロボロになりやすく、脳梗塞や脳血栓になるリスクが10倍と言う研究結果も出ています。
イライラしたその時に試したい対処法
「いやだから、説明はわかったよ!今寝れねーんだっつってんだろー!」
ごめんなさい。そうでした。と言うわけで、対処法を2つ紹介します。
まずは、『呼吸で心を整える』著者倉橋竜哉さんによる、「心と身体を整える呼吸法」です。
心を緩める呼吸
体の状態が緊張して、非常事態なのであれば、これを緩めるのがベスト。
やり方は簡単。
- 肩を持ち上げ、鼻から息を吸う。
- いっぱいに吸って、吸えなくなったら口から「ハーーー!」と吐き出す。
- この時にできるだけ野太い声を出す。
- 肩を落としながら息を吐き続け、出せるところまで息を出す。
眠れないのに、野太い声って・・・
と思われるかもしれせん。
しかし、この野太い声がイライラを解消するのに役立つ倉橋さんは語ります。
イライラしているのは実は過去の考えを巡らせているのです。
なので、野太い声を出すことで、意識を「今」に持っていく。
女性が野太い声はちょっと恥ずかしいかもしれませんが、野太い声の”最後の余韻”が重要なのだそう。
全身に声の余韻が伝わってくることで、心が整ってくる効果があるのです。
この呼吸を繰り返していると少しづつイライラした気持ちが落ち着いてくるのを感じるはず。
手を使って何かを書く
考えがぐるぐる回り続けて眠れないのであれば、一度起きて、ノートを取り出しましょう。
ブレインダンプ方式と言われる方法です。
今脳の中にある考えを全部吐き出して、目で見えるように可視化すると言うものです。
悔しいことでもよし、お腹の中にある黒〜い、よどんだ気持ちでもよし、なんでも構いません。
しかし、一つだけ注意点があります。
これはただ書いて吐き出すと言うことだけでなく、書くことに集中することで、意識が手に行くと言う効果もあります。
手の動き、筆圧、止め、はね、はらいなど、字の形にも注意して書き出してみましょう。
丁寧に、ゆっくりと。
寝たいのに一度起きると言うのは面倒くさいかもしれませんが、これは意外とオススメです。
最近はパソコンやスマホを使うので、直筆で文字を書くと言うことが少なくなっていますね。
手を動かして書くというのは、結構気持ちが落ち着くものですよ。
ひとしきり書き出して落ち着いた頃、また布団の中に入ると今度は落ち着いているでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
ストレスでイライラしているのは体の反応であり、自然なことでした。
しかし、このままでは体にダメージが残ってしまうので、意識を別のことに向けることで落ち着いて冷静になれる。
その方法2つでした。
体を緩める呼吸法と、手で書き出す方法。
どちらもすぐにできて効果が高いものですので是非試してみてくださいね。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。