いつも決まった時間に目が覚めること、ありませんか?
パッと目が覚めて時計を見ると、夜中の2時や3時。
「今日も目が覚めちゃったか・・・」
こうなるとしばらく眠れません。4時、5時、6時半頃にやっとうつらうつら・・・
でも、もう起きないといけない時間。
夜はちゃんと眠くなるのに、夜中に起きてしまうのはなぜでしょう?
今回はこの原因と対策について考えてみました!
夜中に目が覚める原因とは
米国の研究によりますと、成人の3割がなんらかの不眠症状を抱えているそうです。
慢性的な不眠症は1週間のうち眠れない日が少なくとも3日あるという状態が3カ月以上続くことと定義されます。
ペンシルベニア大学で行動睡眠医学博士のマイケル・パーリスによりますと、夜目が覚めてしまう状態は、ストレスや不安が関係していることが多いという研究結果を発表しています。
これは、体内時計と通常の睡眠時間との間にミスマッチが生じている状態なのだと博士は述べています。
さらに、睡眠時無呼吸症候群や胃酸逆流症によって目が覚めてしまうこともあり、こういう場合はお医者さんに診てもらうことをオススメします。
対策のカギは光!
ですから、睡眠時間と体内時計の誤差を合わせてあげれば眠れるようになる可能性が高いのです。
そこで対策ですが、博士は、
「以外と簡単なことなのじゃ」
と言っています。
博士によると、体内時計を合わせるカギは”光”です。
夜にトイレの光や冷蔵庫の光を浴びるだけで、睡眠と覚醒の切り替えホルモンであるメラトニンのレベルが低下する。
と、ピッツバーグ大学医科大学院のダニエル・バイシー教授は述べています。
光にも種類があり、昼間のような眩しさの光でなければ良いわけです。
ですから、蛍光灯やテレビのような刺激の強い光に気をつければ良いわけですね。
ですので、夜中に起きてしまう人はこの機会にかっこいい間接照明にするのもいいでしょう。
でも、テレビやスマホを見るのはゆっくりした夜の時間なんですけど・・・
そんなあなたもご安心を。
テレビを見るのを禁止してしまう医師もいるようですが、バイシー博士は、そこまで厳しくないようです。
「テレビを見るときは、サングラスをかけるのじゃ」
とアドバイスをしています。要するに、強い光を浴びなければいいわけですね。
スマホも最近は夜用モードがあって、色温度が変わります。ブルーライトを低減してくれるので目に優しくなります。
こういうちょっとしたことが実は眠りに大きく関係していることがあるのです。
寝酒、夜食はNG!その理由は?
寝る前にお酒を飲んで、酔った勢いで寝る人もいます。
これは確実にNGです!
酔った勢いで眠りに入りやすいのは確かですが、
これは睡眠の質を明らかに低下させ、それこそ夜中に起きてしまいます。
自然な眠気ではないのです。
おまけにそのまま寝てしまうと歯周病になってしまう危険が倍増します。
お酒は寝る4時間前までなら大丈夫とされています。
でも、夜中に起きてしまうことが習慣になってしまっているなら、しばらくお酒は控えたほうがいいでしょう。
夜に目が覚めて困った挙句に、ちょっと食べて寝ようという人もいます。
食後は眠くなるからという理由でそうする人もいるのですが、これはNGです!!
理由は興味深いのですが、食欲というのは欲求の一つで、この欲求を満たすと体が覚えてしまって
「明日も同じ時間に起きようヒヒヒ」(カラダの声)
となってしまい、翌日も起きてしまう可能性があるのです!
怖いですね。しかもカロリー取りすぎでデブまっしぐらです。
時計も見ない!
「今何時だ・・・ん、3時か。」
「起きる時間が7時だから、あと3時間は寝なきゃ。」
結局計算してしまいますよね。で、不安になって明日の予定を心配してしまいます。
頭を使えば使うほど、覚醒してしまう悪循環に陥ってしまうわけです。
夜中に目が覚めても気にしない。ゆっくり目をつぶり、深呼吸しましょう。
リラックスを心がけ、睡眠スイッチを作る
体内時計と睡眠時間を合わせてあげることがポイントでした。
ですから、寝る時間を設定したら、それに向けて儀式的に寝る準備をパターン化すると良いですね。
夜の寝る時間に近づくにつれて、お風呂に入る、歯を磨く、夜中に起きないようにトイレに行く、などの行動を一連の行動としてパターン化させることが大切です。
この一つ一つの行動は体が覚えてくれます。
「お、そろそろ寝るんだな。」
と、体は反応して、交感神経と副交感神経の切り替わりを体が行なってくれるわけです。
他にもアロマオイルをたいて香りを楽しむ、明かりを徐々に暗くして行く、リラックス音楽を流す、など、
「もう寝るんだよー」
と五感に教え込むと尚良いですね。
もう一つ、寝具に一工夫してみるのも効果的です。
参考記事
ニトリNクールダブル冷感敷きパッドの効果とデメリット!
ここでは、夏の寝苦しさに対処できる敷きパッドの効果を検証しています。
メリット、デメリットもしっかりありました。
まとめ
いかがでしたか?
意外と基本的なことですが、できていないことも多いのが本当のところです。
忙しい毎日を過ごしていますと、ついギリギリまで頑張ってしまうんですよね。
でも、元気に毎日を過ごすには睡眠は大切です!
体内時計と睡眠時間を合わせてあげるために、
ことで改善できます。
夜に目が覚めるのって辛いです。
昼間は眠くなるし、夜が来るのが怖くなりますよね。
でも、この改善策を地道に行なって見る価値はあると思いませんか?
健康的な生活と、活力のある生き方のためにぜひ試して見ることをお勧めします。
今回も最後までお読み頂きありがとございました。