朝起きると腰が痛い。。。

腰痛持ちの人は誰もが経験する朝の腰の重さ。

全く朝から先が思いやられますね。

 

疲れを取るために寝ているのに疲れが取れない。日中も腰が痛い。定期的にぎっくり腰を引き起こす。

 

この悪循環はとっても辛いものですね。

 
実は、腰痛持ちのかなりの人が、

「自分の腰痛はもう治らない。持病だからしょうがない」

と思っているのです。

でも、ちょっと待ってください。
その腰痛、実はマットレスのせいかもしれません。

というのも、マットレスには低反発と高反発のものがありますが、
実はこの2つがどちらが良いというのは人によって違うのです。

そこで今回は、腰痛持ちの場合に選ぶべき、
マットレスの低反発と高反発の違いについて紹介します。

マットレスの重要性

 

多くのTVや雑誌などで紹介されている、腰痛に効くストレッチや体操、普段の生活でできる運動などでも確かに腰痛を和らげることができるでしょう。

でも、そんな体操、普段の生活で時間をとってできますか?

 

正直、最初の3日くらいは、お昼休みや、合間合間にやってみたことでしょう。

でもそのうちに忙しさに負けて、気がついたらもうやってない。。。

そしてまた腰が痛いなぁと思っている。

 

安心してください。あなただけではありませんよ。

 

私もそうです(笑)

 

結局のところ、日々の生活って、結構忙しいんですよね。

その忙しさが腰痛を引き起こしているかもしれません。

 

じゃあ、人生の3分の1を占めている睡眠時にしっかりと疲れを直す方が、
むしろ自然なんじゃないでしょうか。

 

そうなんです。寝ている時の状態が腰に負担をかけているのか、
それとも自然に治癒しているのかでは全く正反対の結果を生み出すといっても過言ではないのです。

 

人は、起きている時には体の筋肉を常に使っています。

全身の骨を支えている状態です。

特に「腰は人体の要(かなめ)」と言われることから、非常に大切な部分ですね。

 

腰という字は「月に要」と書きます。

”月”へんは、身体の器官のほとんどに付いていることに気づかれるかもしれませんね。

( 心臓、腎臓、肝臓、膵臓、脾臓、小腸、大腸、肺など)

その臓器と骨を支える唯一の”要(かなめ)”が腰なんです。

 

そのいつも働き続けている筋肉の緊張を緩ませる時間が、唯一寝ている時なんです。

その寝ている時間にも筋肉が緊張し続けていたら?

 

いつか支えきれなくなって、痛みを引き起こすことになるでしょう。

ですから、自分にあったマットレスを選ぶことは大切なんですね。

腰痛とマットレスの関係

 

腰痛を治す方向に持っていくには、筋肉の緊張をとって、しっかりと休ませてあげることが大切ということがわかりました。

では、どうしたら休ませることができるのか?

 

それはズバリ!

 

寝返りが打ちやすいこと!

 

整形外科医の山田朱織先生によると、人は平均一晩で20回程の寝返りを打てると理想的だそうです。

コロコロと寝返りを打つことで人間の骨は自然な位置に矯正しようとしています。

さらに大切なのは、背骨の状態が自然なまま、無理なく寝ること。正しい寝姿勢が保てることです!

 

背骨の状態が自然というのはつまり、自然なS字カーブを描いている状態のことですね。

妙に沈み込むマットレス(低反発)は包まれるような感覚で気持ちいいように感じますが、
腰が沈み込んだままの状態は筋肉の緊張を引き起こします。

反対に、硬いマットレス(高反発)は体重がかかる部分の骨や筋肉、皮膚などに負担がかかり、
やっぱり筋肉の緊張と痛みを引き起こします。

 

じゃあ結局どうしたらいいんだ!

というあなたの心の叫びが聞こえてきましたので(笑)、さらに深掘りしていきましょう。

高反発?低反発?結局どっちがいいの?

これは大切なところです。

このマットレスがいい!と宣伝しているサイトはたくさんありますが、

それって結局、人それぞれです。

体重40kgの人もいれば、体重90kgの人もいますよね。

硬いマットレスが好みの人もいれば、柔らかいのが好きな人もいます。

余談ですが、私が仕事で住んでいたミャンマーという国では、
ほぼ全員、板の床の上で、ゴザのようなものを引いて寝ていました。

この写真は避難所ではありません。

地方から来た人たちが泊まるための施設です。みんなゴザの上で寝ていますね。

私もその真似をして寝たところ、朝起きたら身体中が痛くてたまりませんでした。

逆にそういう環境で育ったミャンマー人はベッドのマットレスが気持ち悪くてねれないそうです。

これは極端な例でしたが、人の育った環境というのも非常に大切なんですね。

 

で、話を戻しますと、

 

腰とお尻の沈み込みがポイントになります。

実はこの部分、全体重の40%が荷重がかかります。

 

体重40kgの人なら16kg、体重75kgの人なら30kg、100kgの人なら40kgの荷重が腰にきます。

 

仰向けに寝てみるとわかりますが、腰からちょっと上のあたりはカーブしているので荷重はかかっていませんね。

足もそんなに荷重はかかりません。その間の腰、お尻にずっしりと負担が行くわけです。

 

ベッド選びは、この反発力がちょうど良いものを選びます。

体重40kgの人が高反発のマットレスを選ぶと16kgくらいならすごく反発してしまって痛みを感じるでしょうし、
体重100kgの人が低反発のマットレスを選ぶと40kgをしっかりと沈み込ませてしまって腰痛は悪化してしまう可能性があるでしょう。

 

ですから、高反発、低反発というジャンルにこだわるよりも、
自分の体重にあったものを選ぶことが大切だということがわかってきました。

最近は高反発マットレスが売れているようです。反して低反発は人気が落ちて来ています。

しかし、これは商売の流れによるものなので、低反発がダメ!とは一概には言えません。

 

まとめると、

  1. 自然な背骨のカーブを保てるちょうど良い反発力
  2. リラックスできる心地よさ
  3. 寝返りの打ちやすさ

これがポイントとなります。

このポイントを踏まえて、実際に寝具売り場で確認できれば最高ですね!
で、結局のところ高反発がいいのか低反発がいいのかというと、

・低反発のマットレスがおすすめなのはこういう人

  • 痩せ型体型
  • 体脂肪率が低い人
  • 寝返りよりも寝心地重視
  • 包まれるように眠りたい人
  • 猫背の人
  • 冷え性
  • ※注意点としては、低反発マットレスは高密度のものを選ぶと良いです。
    妙に安すぎるものは密度がスカスカで沈み込みが激しいので腰痛持ちにはキケンです。

    ・高反発のマットレスがおすすめなのはこういう人

  • がっしり体型
  • ぽっちゃり体型
  • 寝返りを楽に打ちたい人
  • 姿勢はいいほうだという人
  • 暑がり
  • マットレスはこういう方向性で選ぶと絞りやすいですね。

    腰痛は整形外科などでしっかりと治すことが大切ですが、普段の自然治癒ポイントである睡眠時こそが大切であると考えます。

    マットレスは決して安い買い物ではありませんから、人生の大きな要である腰を大切にするという意味で、しっかりと選びたいものですね。

    投稿者 phc95994

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