「たまには布団でも干そうかな。」
そう思って持ち上げると、布団の裏側には何やら黒いポツポツが・・・
そうです!
なんとそこにはカビが!
ギャー!!!!
ついつい敷きっぱなしにしてしまうと出てしまうカビ。
一度生えたカビはもう取れないなどと聞きます。
ということは、布団一式、買い換えなければならないのか!?
カビキラーでなんとかならない!?
今、話題の重曹でカビ撃退はできるの!?
さあ、サクッと調べてみましょう!
布団にカビが生える理由
私たちは無菌状態では生きていけません。カビの胞子も実は空気中にたくさんいます。
目に見えないカビの胞子がいつもどこかで飛んでいます。
彼らは生き延びるために、居心地のいい場所を見つけてそこに根を下ろします。それはもうタンポポの綿毛のように。
カビは、一般的に湿度65%以上、温度20~25度ぐらいで発生が始まり、成長に必要な「温度」や「湿度」、「栄養分」が整うと、そこを居住地としてどんどん繁殖していきます。
これが揃いやすい環境がまさに!「布団」なんですよね。
人肌(温度)、汗(湿度)、髪の毛や垢などの老廃物(栄養)という、カビにとって最高の条件がしっかりと備えられている場所、それが「布団」なのです!
カビキラーを使って布団のカビは落ちる?
カビといったらカビキラー!というくらい有名なものがありますが、布団のカビにも使えるの?
という疑問も出て来ますよね?
答えは『お勧めできません。』です!
カビを撃退する成分があるのは確かですが、オススメできないのには理由があるんです。
それは、布団にカビキラーが染み込んで成分と臭いが消えないから!なんです。
実は私、やったことがあるんですが笑、半月経っても臭いが消えませんでした。
寝るときにあの独特の塩素消毒系の「ツーン」臭がどこからともなくしてくるんですよ!
寝れる気がしませんよね?
何度かプールで泳いでいる夢まで見ましたからね笑
大変だと思って、天日に干したんですが、全然臭いが取れません。なぜだったんでしょうか?
理由はですね・・・
実はカビキラーの漂白成分には次亜塩素酸ナトリウムというものが含まれているのですが、この成分が臭いを発するんです。これがちょうどプールの塩素みたいな臭いです。
これが結構危険で、もし目などに入ると角膜を溶かしたり、最悪失明する恐れがあるんです・・・!
この商品自体の次亜塩素酸ナトリウム含有量は1%未満なので安全なのですが、干したりして乾燥が進むとなんと、濃度が高くなった部分ができてしまいます。
万が一それが目に入ったり、皮膚についたりすると炎症の原因となってしまうわけなんです。
しかも、布団をいくら干しても次亜塩素酸ナトリウムは蒸発しないんです!
しかし、そもそものお話ですが、
そもそもカビキラーは布団に使うものではないので彼は全く悪くありません笑
最終的には洗い流すことが必要な場所で使うものですので、ぜひ正しい場所で使ってあげましょう。
正しい場所で使ってあげれば最高の商品です!
重曹を使ってカビを取る方法!
そこで登場するのが重曹です。
重曹はお掃除に万能で非常に人気が高く、人体にも安全です。
実際、カビ取りという意味ではカビキラーの方が効果は高いかもしれません。
水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウムなどはpH14とアルカリ性成分が強く、刺激も強いです。
素肌に触れる寝具ということを考えると、やはり低刺激で安全性の高い重曹(中性pH8強)が安心です。
では早速やってみましょう!
用意するもの
- 重曹水(水:300ml、重曹:大さじ2杯)
- 消毒用エタノール(80%)
- キッチンペーパー
- タオル
-
- まずは掃除機などで布団表面のカビ菌を取ります。換気のため窓を開けてね。
- 次に、重曹水でカビのある箇所を湿らします。2~3分時間をおいてから、タオルでたたいて拭き取ります。
- そして、カビのある箇所をエタノールで滅菌します。2~3分時間をおいてから、またタオルでたたいて拭き取ります。
- キッチンペーパーでしっかり押し、残りのエタノール分(湿り気)を取り除きます。
- 最後に干して乾燥させます。湿気が残ると、またカビが発生する可能性がありますのできっちり干しましょう。
それでも黒いポツポツが残ることがありますが、しっかりと滅菌はできています。
それでも気になってしまう場合はクリーニングに出してしまいましょう。5000円くらいからあるそうですが、さすがに確実ですね。
まとめ
いかがでしたか?
布団とカビの関係は非常に近いものでしたね。ちょっと油断するとすぐにできてしまいます。
効果が高くて根こそぎ取るイメージのカビキラーなどは、布団などの肌に触れるものにはちょっと避けたいところですね。そもそも布団用のものではないというのが大きいですね。
- 重曹が安全で効果もありますのでオススメです。
- エタノールも併用してカビ菌をやっつけましょう。
- それでも落ちない場合は業者にクリーニングへGO!
布団を敷きっぱなしや湿気の多い地域は特にカビが繁殖しやすいので、気持ちの良い睡眠のために、こまめに干したり布団の裏をチェックすることをお勧めします。
そもそも敷きっぱなしにするな!という声も聞こえてきそうですが笑
今回も最後までお読み頂きありがとございました。