健康診断で出てきた脂質異常症(ししついじょうしょう)。

血管の炎症を抑えるために内壁にプラークと呼ばれる油がたまり、血液の流れを悪くさせ、
最終的には血栓となって心筋梗塞とか、脳梗塞を引き起こすという。

生活習慣を見直して、健康的な生き方を!
というのは前回の記事です。

参考記事:脂質異常症になる原因とストレスの関係性は?生活習慣を見直す方法!

今回は、それに加えて、運動習慣を見直して改善しましょう!
ということなのですが・・・・・

目次

脂質異常症になったら運動は禁忌(禁止)!?

脂質異常症というのは、ちょっと厄介な問題があります。

血管の中にプラークと呼ばれる油分がたまり、血管内が狭くなっている、
もしくは血栓という、もうほとんど詰まっている状態である可能性があるということです。

こんな時に運動したら、血流が早くなって、血管が詰まり、
狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、足の動脈閉塞などの病気を引き起こす危険が強まるというのです。

むむ、なんとなくイメージはわかりましたが、じゃあどうしたらいいのですか?

運動療法には人それぞれにあった方法が必要

運動療法は正しく行えば非常に効果的と言えます。

日本人といえば巨人の星、スクールウォーズなどの根性ドラマが昔から人気です。
現代でもAKB48に代表される、根性と努力が美しいと、評価が高いです。
 

 
これが間違っているわけではありませんが、
私たちも、激しく運動をして大量の汗をかけば、
病気なんて吹き飛んでしまうと考えるかもしれません。
 

 
しかしこれは非常に危険な運動といえます。

なぜかと言いますと、激しく運動をすると、血管の血流を急激に早くして、
心筋梗塞や心筋症などの病気をひき起こすリスクが高まるからです。

私はその前にまず体力的にキツイので激しい運動はやりたくありません笑

そのような根性ではなく、
上手に運動をすれば、効果的に脂質異常症に効果があるのです。

一番良いのはかかりつけのお医者さんと相談することです。
あなたの健康状態をよく知ってくれているお医者さんがいれば、
総合的に判断してくれるので安心ですね。
 

 
あとは、自分が続けられる方法を探すことも大切です。

正しい運動療法のコツ

脂質異常症に限らず健康の秘訣として誰でも理解できるのが、やはり運動です。

毎日体を動かすことは、身体的だけでなく精神的にも良いということがはっきりしています。
 

 
運動をすると、中性脂肪が低下し、HDLコレステロールの働きが上昇します。
つまり、血管内の溜まった油分を取り去ってくれる働きが高まるということです。
 

 
他にも血圧を低下させ、糖尿病の血糖コントロールがよくなる、
うつ病の予防、がん予防、動脈硬化の予防など、本当にたくさんの効果があります。

一方、運動不足の人というのは、動脈硬化が進みやすくなってしまいます。
がんを始め様々な病気を誘発し、死亡率が高くなってしまうことも分かっています。
食事療法と合わせ、脂質異常症治療の基本となりますので継続して行うことが肝心です。

運動といえば思いつくのは有酸素運動と無酸素運動ではないでしょうか。

有酸素運動

運動負荷があまり高くなく、強くはない動きをある程度の時間継続して行う運動のことを有酸素運動といいます。
酸素をたくさん取り入れながら行うことがとても大事な運動です。

無酸素運動

一方、無酸素運動とは、短距離走やジムで重い負荷をかけて行う筋トレのように、激しい動きを短時間行う運動のことです。


出典:ファイザー製薬

脂質異常症にとって最適な運動は
有酸素運動です。
1日30分程度(1週間合計180分以上)、毎日行うのが理想的です。

運動の強さは、心拍数110~120/分程度を目安に、ちょっときついけど続けられる、と感じる程度。
感覚的には軽いジョギングを行なっている状態です。
この程度なら、運動によって血栓ができるということにはならないでしょう。

ただし、
くれぐれも無理は禁物です。

理想的な有酸素運動

代表的な有酸素運動は
散歩、ウォーキング、軽いジョギング、自転車で走る、エアロバイク、水中歩行、アクアビクス、水泳などです。
15分以上続けると効率よく脂肪が燃えだすため、1回15分以上行うのが望ましいです。

日常生活で、運動をする時間をつくるのが難しいという場合は、
現在の生活パターンを変えずにできる運動が一番現実的です。

たとえば、
通勤時にバス停一つ分歩くとか、エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使ってみる。などです。
しかし、真面目な日本人であるあなたは、もしかすると決めたことはやり通す方かもしれません。

この真面目さが良いところではありますが、目標はあくまでも健康を取り戻すことですから、
疲れすぎたなら無理をせず、できれば毎日ですが、週3回程度を目標にするのが、続けやすいと思えるのではないでしょうか。

オススメ運動療法!

この中で、脂質異常症で頑張っているブログ管理人がオススメなのは、
ウォーキングです!

いいことがたくさんあります。

  • 誰でも簡単にできる
  • 気分転換になる
  • やった感じがする
  • 考え事をしながら、音声学習しながらでもできる
  • HDLコレステロールの働きが活発になる
  • コツは、ウォーキングなのですが、もうちょっと早足の散歩です。

    ポイントは

  • 「散歩」ではなく「運動」という意識
  • 腕を大きく振り、リズミカルに
  • 背筋をのばして、胸を張る
  • 歩幅は大きめに
  • かかとから着地し、つま先は地面を蹴るように歩く
  • 変わりゆく景色を楽しみながら、コースを少しづつ変えながら、時々コンビニに寄りながら笑

    これを毎日、もしくは1日おきに1時間、
    または30分間行えば効果が期待できます。
    疲れた日はやりません。
    体調が悪い日もやりません。
    雨が降っても・・・・

    じゃあいつやるの?
    今でしょ!

    できる時でいいんですよ。
    ポイントは、自分の体を健康にしたいという気持ちが後押ししているなら、やる。
    これが継続できる秘訣です。

    運動の注意点

    脂質異常症というのは何か体に痛みが出るとか、わかりやすい症状が出にくいものです。
    できればかかりつけのお医者さんにあなたにとって最適な運動療法を確かめることをお勧めします。

    本当に危ない場合は運動を控えねばならないこともあります。

    くれぐれも無理をしないようにしましょう。

    まとめ

    今回は正しい運動療法をすれば、かなり効果的に改善されることがわかりました。
    有酸素運動がやはり脂質異常症には最適な運動療法ということでした。
    ウォーキングが基本であり最適で簡単な運動療法でした。

    確かに都内でも高級住宅地に住む人々はよく散歩をしておられます。
    犬の散歩なども兼ねているのでしょう。
    みなさん健康には本当に気を使っておられるのですね。

    私も継続して、3ヶ月後、もう一度血液検査をしてみたいと思います。
    その結果も後日UPしますのでぜひみてくださいね。よろしくお願いします。

    最後までご覧いただきありがとうございました。

    投稿者 phc95994

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